2017.9.5

中国のキャッシュレスぶりに驚いた!inタイ【休み場】

 

こんにちは、ミバです。

先月は、ボランティアでタイ人に英語を教えるというタイ滞在の1ヶ月でした。初めての海外一人旅でしたが、人に恵まれ、たくさんの仲間ができました。

この滞在中は完全な「ノージャパン環境」、日本人と交流することは一度もなく、世界各国から集まった仲間たちと毎日をともに過ごし、異文化や多様な価値観を体験してきました。よく大学生が言っている、海外行ってきて成長したとか、価値観変わったとかはあんまり感じないけれど、また会いたいと思える仲間に出会えて、この先わたしは何度もこの夏のことを思い出してしまうんだろうなぁと思います。

 

 

中国人はFacebookなしでも完全に成り立っていてタイでもキャッシュレスでいける

 

そんなわけで多国籍な仲間と過ごし、私はある国に非常に興味がわきました。

中国です。

 

中国では世界中で一般的に使われているSNS(Facebook、Twitter、LINE等)を政府がブロックしていてダウンロードさえできないというのは有名だと思いますが、その分、それぞれの中国版があるようです。Twitterなら“Weibo(ウェイボー)”、LINEなら”Wechat(ウィーチャット)”など。

そこで気づいたのが、例え中国人しか使わないSNSでも、人口13億人が使ったらそれだけでもめっちゃデカいビジネスが成り立つということです。

人口が多い分、外に出ていく中国人の数も多いですから、その人たちが中国版のSNSを海外で利用すれば、そのサービスは急速に世界に広まっていくのです。

例えば。タイにはそこら中にセブンイレブンがあって非常に便利なのですが、どこのセブンイレブンでも

”WechatPay―ウィーチャットペイ”(中国版LINE Pay)

”AliPay―アーリーペイ”が(中国版アマゾン”Alibaba-アリババ”が展開する決済サービス)

での支払いが可能でした。

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(タイのセブンの入口。一番左の支付宝がAli-Payでその下がWechat。それぞれ使用を歓迎しますと書いてある。)

 

実際にセブンへ行ったとき、中国人の友人が”AliPay”と店員さんに伝え、iPhoneを差し出して支払いを済ませていました。AliPayのスマホアプリで表示されるコードをレジで読み込むと、支払い完了。見た感じ非常に簡単でお会計も30秒もかからないくらいスムーズ。引き換え私はお財布を出して小銭が・・・・とかやっている。

 

タイではLINEが普及しいているがLINE Payは使用できず

 

その後街中を注意してみてみると、タイでは大手スーパーマーケットをはじめ、かなり多くの場所でAliPayとWechatPayでの支払いOKで、中国人観光客の人も半数ぐらいの人が利用していました。

タイ人もチャットにはLINEを使っていますが、LINE Payが使えるところは見当たらず、またWechatやアリババはタイ人にはあまり普及していないように見えたので、中国人ユーザーだけでこの支払い方法の普及はすごい。仮に人口1億3千万の日本が同様に日本人ユーザーだけのサービスを展開しても、タイで日本人用のITインフラは整備されないでしょうから、人口が多いって単純にすごいと思いました。

 

同時に中国はどんどんキャッシュレス社会に突入し、テクノロジー化が進んでいることが実感できました。

実際に中国はテクノロジーの分野に多額の投資をしているようです。ITの市場規模は2013年に日本を抜き、アジア最大だそうで。

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1205/30/news076.html

 

日本も中国も同じ少子化問題があるんだけど・・・・

 

先日中国勢がBCCを分裂させたのは記憶に新しいと思います。ビットコイン等の暗号通貨の投資額も、マーケットの規模も世界最大級ですよね。ものすごくIT化を推し進めている中国。その背景の一つとしてあげられるのが、一人っ子政策による少子高齢化社会突入とそれに伴う労働生産人口の減少で、それをテクノロジーで補おうとしていると中国人の友人から話を聞きました。

日本も少子高齢化社会ですから、同じ危機感があるはずなのですが、かなり水をあけられている気がしました。

どうしたらいいんでしょう?

みなさん、どうしたらいいんですか?

 

 

 

 

この記事を書いた人

村式広報部

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