2012.12.31

2012年を振り返る。やはりベンチャーは楽しい。

村式ブログ

住吉です。2012年は本日で終わり。

今年は村式にとっても、僕自身にとっても凄まじくエキサイティングな
一年であった。
そして、疲労感も凄まじい。

僕は今どこで何をしているかというと、実家の広島呉の寝室で、
息子優太郎(10ヶ月)の寝顔を見つつ、この原稿を書いている。
凄まじくかわいいヽ(^o^)丿

今年は良かったこと、心が折れそうになったこと、素晴らしかったこと、
本当に色々あったので書きたいことは山ほどあるのだけど、
僕がこの一年を振り返って、一番書き残しておきたいことは
やっぱりベンチャー(冒険)は楽しいということに尽きる。

毎日が慌ただしくて、安定とは程遠い、毎日変化の連続といった
環境だけど、それはとても深くて濃くて楽しい日々だ。

これは完全に僕の個人的な思いだけど、
獲れるかどうかも分からない。そもそも何が起こるか、何が得られるかも分からない。
けど、本能や自然の流れに乗って、仲間たちと本気の狩りに出る。

そして成果があがったら、それを仲間や家族と分かち合う。
焚き火を囲んで語り合ったり、祭りをしたり。
僕は単純にこの縄文的な生き方が好きなのだ。

自信もついてきた。
もちろんまだまだ未熟すぎる自分たちではあるけれど、村式を創業して
来年1月で7期目が終わろうとしている。社員も16人に増えた。
お客さまや世の中に貢献できた!と感動する体験も少しづつ増えてきた。
仲間たちとみんなで作ったヴィジョンを掲げて、日々エキサイティングに
生きている。

会社は絶好調になったり、潰れそうになったりを相変わらず
繰り返しているけど、生きている。
社員みんな、どんどんいい仕事ができるようになってきているし、
みんな逞しくなった。
すごく素晴らしいことじゃないか。

みんな今年も本当にありがとう。
さあ、来年はどんな冒険しようか?と楽しみである。

最後に2012年の村式を振り返ってみての、5大ニュースを掲載します。

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1.経営理念が「仲間たちとすごいことをしでかそう!」に
生まれ変わる(7月)
http://ville.jp/vision

真夏に社員全員でふくすけに集い、経営合宿を敢行。
問題、課題、希望、ヴィジョン、いろんなことをみんなで話し合い、
生まれた、新生村式の門出を飾る、心プルプルの経営理念。

考えぬいて考えぬいて、まわり回って
「仲間たちと、いっちょすごいことをやってみるかー!」という
村式創業時のシンプルな思いに原点回帰。

僕ら村式社員も、お客さんも、パートナーもみんな仲間だ。チームだ。
そのチーム全体で浮上するんだ、すごいことをしでかすんだ。
そんな思いのつまった村式の信念。

この言葉に立ち返ると、本当に力づけられるし、
不思議とこの言葉のように現実が巻き起こっていく。
やはりヴィジョンは生き物。ヴィジョンの力はすごいと思う。

2.iichiを株式会社化、アクセル全開で始動!(8月)
http://www.iichi.com/

iichi LLPとして運営していた手仕事のギャラリー&マーケット”iichi”に、
博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ、カヤック、村式で出資し
株式会社としてスタート。
村式からは社員が4名(中川平井重松)iichiに出向。
iichiを盛り上げるため、日々ぶっこんで作り続けている。

色んな新しい企画やバージョンアップが行われ、iichiという場で
どんどん素晴らしい物語が生まれている。

iichiは本当に素晴らしい。
作り手のみなさまも、使い手のみなさまも、(手前味噌だけど)運営チームも。
みんなで作り上げているプラットフォームだと実感する。
ちなみにこれを機に住吉の役割は、共同代表から、応援団長へ変わった。
来年もめちゃ応援します!

3.世界に挑戦する志を持つ人とその実現をサポートする人とを繋ぐ
クラウドファンディング「COUNTDOWN」を開始!(9月)
http://www.countdown-x.com/

「金額やプロジェクトの規模に関わらず、挑戦するひとが賞賛され、
みんなで応援しあえるプラットフォームを本気で作ろう!」と
ALEX社とともに開始したサービス。

実際に始めてみて、想定外のことばかりですごく大変だったけど、
チャレンジャーの皆さまの頑張り、そして多くの方のサポートのおかげで、
現在チャレンジ目標達成率100%。11月にはクラウドファンディング史上、
国内最高額の調達額を達成することができた。

チャレンジャーの方々から、「こんなにもらって嬉しいお金ははじめてです」
「言葉にできない感動を味わっている」等、喜びの言葉をたくさん頂くことが
できた。

このクラウドファンディングの仕組みがもっと充実し、広まると、本当に世界が
変わると思っている。名も無き挑戦者にスポットライトがあたる。失敗した人を
冷たい目で見るのではなくて、ナイストライだ!と親指立てられる。

ある銀行の方から聞いた話だが、アメリカの銀行家には、
チャレンジして事業に失敗した人を、次に失敗するリスクが減った(次に成功す
る確率が高まった)と考える人が多いそうだ。

この挑戦者と一緒にみんなで挑戦していくという流れを、もっと作っていきたい
し、加速させたい。来年、ますますぶっこみます!

チャレンジしたい人、COUNTDOWNに協力してくれる人がいたら、
一緒にやっていきたいので是非お声掛けください!

4.若宮支社開設、本社をふくすけに移転!(10月)
http://ville.jp/news/2012/10/23/222/

4年間お世話になった鎌倉小町通オフィスから、鶴ヶ岡八幡宮の参道沿いの若宮
オフィス3Fにお引越し。
村式とiichiテトルクリエイティブの3社が集う、シェアオフィス。2Fは
ヤック本社

古巣の小町通オフィスには、村式と同じくITベンチャーのJumpStartバディン
が入り、その向かいのビルにはランサーズ。なんだかすごい共創が産まれそう
な面白い環境が鎌倉にでき始めている。

そして僕ら村式は本社を北鎌倉の古民家オフィス(通称ふくすけ)に移転した。

好調だった2012年上半期から一転、色んな無理がたたって、いい仕事ができなく
なり、質も売上もどんどん低下。社員が骨折したり、体調を崩したりと、負のス
パイラルに入って下半期のはじまり。
これは本当にまずい・・・なんとかせねばと社内は毎日喧々諤々の様相。
けれども社内は雰囲気が悪くなるばかりで、一向に結果がでない。

そんな中、新入社員武井くん呼びかけで急遽、社員全員でふくすけ@北鎌倉古民
家に集まることになった。
全員で車座になって本音で色んなことを話し合い、とても充実した対話ができ
た。そうだこれなんだよ僕らの原点は。

そして、思いきって古民家ふくすけを村式の本社にすることにした。
翌日社員全員で鶴ヶ岡八幡宮にお参りし、ご祈祷を受けた。
そこから流れが変わったのは社員誰もが感じていることだと思う。
不思議だけど、とても大切なことだと思う。

5.1年がかりで作り上げた最強の日記アプリmiinを公開!
(株式会社西川様のサービス)
https://itunes.apple.com/jp/app/ci-shi-daino-ri-jiapuri-miin/id570106635?mt=8

「自分専用のFacebook」みたいなアプリ。プライベートなできごとや思いを
自分専用のクラウドサーバー領域に保存することができる。
iPhoneアプリとPCサイトで、言葉や写真・動画を閲覧・保存できたり、
TwitterやFacebookのログの自動保存にも対応。実に1年以上かけて、主に高橋塩浦がクライアントの西川さんとともに作り上げたサービス。

企画段階から何度も何度も話し合いを重ね、仕様を磨き上げたり、改善したり、
時にはクライアントと本気の大げんかをしながら作り上げた、とても思いのつ
まったサービスが満を持してのクリスマスリリース。
本当にいいアプリができました。

今はSNSなど、他人に向けた言葉やコミュニケーションが全盛だけど、
自分だけのプライベートな思いや体験を残していくことも
すごくいいことだと思う。何より、楽しいし、やってみると気持ちいい。

本当におすすめなので是非使ってみてくださいヽ(^o^)丿
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最後に、2012年、本当に多くの人にお世話になりました。
本当にまだまだ未熟な自分、そして村式に多くの大きな愛情を頂き、
僕らはやってくることができました。

来年も、村式社員一同おもいっきり頑張ります!

本当に、ありがとうございました!!!

住吉優

この記事を書いた人

住吉優

住吉優