2023.6.8

社長ブログ:社長が村式の創業記念日に語る

村式

6月8日は、村式の創業記念日。
毎年この日が来るたびに思うが、創業記念日というのは創業者にとって特別であると思う。
特に僕は多動型なのであれこれと突っ走ってばかりの日々のなか、ゆっくりと会社の過去を振り返りつつ、色んなことに思いを馳せることのできる、自分にとって唯一ともいえる特別な日なのである。

村式

写真は先日うみやま葉山で行った社員合宿時のもの。創業メンバー達が焚き火を囲みウイスキーを飲んでアホ話をして笑っている。
28歳で起業した僕らもだいぶ歳をとったものだと思う。

村式は同じ会社(DNP)で出会った同期の友人同士で、2006年に創業した会社である。
起業の原動力になったのは、当時感じていた、人生におけるなんとなくの違和感だった。
創業にあたって僕らに秀逸な事業プランがあったわけでもなく、高尚な志やビジョンがあったわけでもなく、ただぼんやりと毎日繰り返していくレールに乗ったような生き方への朧気な違和感だけがあった。

そして友人同士で起業した。
何をやるかを決めてはおらず(メンバーが皆技術・研究系でありビジネスのど素人だった)、ただ友人たちとならもっと面白い生き方、熱い仕事ができるという直感に従っての起業だった。
ちなみに僕はたまに講演会や大学の授業などで起業家としての話を頼まれるのだが、村式はこんな感じでスタートしたので創業時の話は大して参考にはならない。

果たして起業してからは、この違和感は払拭された。預金通帳とにらめっこしながら必死に生きる日々。まさか仕事が楽しくて、猛ダッシュで会社に行く日が来ようとは思わなかった。生きている感が鮮明になった。

17年も会社をやっていると当然ながら色々なことが起こった。社員は漏れなくそれぞれ修羅場を経験したし、事業が大当たりしたことも、大失敗したこともあった。
特に起業したときはまさか社長である僕自身が縁もゆかりもない石垣島に移住するとは思わなかった・・笑

色々あったが、5年ほど前に原点回帰して、今後は違和感のあることだけはやめようと決めた。
そこから、一周回って村式らしい会社になってきた。きっと村式には今でも創業時のカルチャーが色濃く残っており、家族的、縄文的な会社なのだと思う。
仕事は面白く、業績も好調を続けている。

最近は、才能マネジメント事務所という新たな事業をはじめたり、鎌倉のみならず、これから石垣島ベースの事業もスタートする。
なかなか面白い会社になってきていると思う。

村式メンバー

17年やってきて、何が成功かって、この仲間ができた時点で大成功だ。
村式メンバーには本当に感謝しきれない。
これからもご縁を頂いた目の前のお客さんに向き合って、いい仕事をしていくのみである。

村式は今日で17歳。今の現役高校生と同世代。
まさに未来がどうなるのか楽しみでならない想いで、18年目に突入です!

いつも村式を応援してくれている皆様、本当にありがとうございます!
18年目の村式もよろしくお願いいたします。

この記事を書いた人

村式広報部

村式広報部