2012.4.11

村式のウェブエンジニア小池君について

村式ブログ

こんにちは。住吉です。

突然ですが、本日は村式エンジニアのエースである小池君について
書こうと思います。
はじめは、村式が人を採用する際に大事にしていることなどを
書こうと思ったのですが、またしても暑苦しい文章になりそうな
予感がするので、今回はそもそも村式のエンジニアがどんな人なのかを
赤裸々に綴っていこうと思います。
ということで、本日は小池くんについて書きます。

小池は、村式を一緒につくった創業メンバーであり、エンジニアの
エースであり、僕と同い年の親友です。
小池と僕の出会いは、村式を立ち上げる前の前職でした。


小池は前職の仕事でICカードのOS開発など高セキュリティを要する
プログラムの開発に携わっていました。
万が一にもミスすることが許されない、さらに納期絶対厳守という
厳しい仕事。

だからなのか、ウェブ業界に移った今でも彼のプログラムは品質がよく
そして仕事が早い。
どれほど大変な要件で短納期の仕事でも着実に仕上げ、
確実にスケジュールを前倒してくるというのが
彼の仕事上の特徴です。

今では村式エンジニアチームのエースとして、大規模の
コミュニティサイトやソーシャルゲーム、ECサイトなど
サービスの種類を問わず難易度の高いシステムをバリバリ開発
しています。
お客さんからの評判もとてもよく、また小池とやりたいという
ご指名を受ける機会が非常に多いです。

僕はエンジニアではないのでよくわかりませんが、小池のコードは
決して美しくはないそうです。
CTO平井なんかに言わせると、むしろ汚いと。
しかしながら、プログラムはしっかり動作するし、品質もよい、
そして速い。なにより、プロジェクトへのコミット力が半端なく、
小池が絡むプロジェクトは規模難易度を問わず確実に着地させてくる。
というのがもっぱらの評判です。

村式の作るシステムの、品質が高いとお客さまに褒めて頂けるのは
おそらく小池イズムの寄与が大きいものだと思っています。

小池とはもう10年以上の付き合いになるので、彼の人間性を
どうやって伝えるのがよいのか迷うところですが、
小池といってまず思い浮かぶイメージは、「背中」です。

3年前くらいまでの小池は自他ともに認めるアンラッキーな男でした。
突然の悪天のため飛行機が飛ばず泣く泣くハワイ旅行を断念したり、
小池が傘を待たずにちょっと外出すると、突如雨が降り始めて
びしょぬれで帰ってくる。帰ってきてしばらくすると雨は止むという伝説、
駅前にほんの30分自転車をとめていたら、他の人の自転車は無事なのに
なぜか小池の自転車だけが撤去されていたこともありました。

このように日々ちょっと笑える残念なエピソードを
振りまいてくれていたのが小池であり、
その背中から漂ってくる哀愁が抜群におもしろかったのです。

しかし、あるときを境に小池は変わりました。
『もうこれからは決して俺のことを運が悪いと言わないでくれ』と。
『アンラッキーなイメージが先行して、それが現実をつくるからやめてくれ。
俺は本当は運がいい。』と宣言したのです。
最初は冗談かと思いましたが、あまりに真剣に言うので
それからは、みんなで気を使って小池には決して運が悪いとは
言わないようにしました。

果たして3年も経つと不思議なもので、今では全くアンラッキーな
イメージがない。
おそらく新しい社員など、小池に雨男のイメージなど全くないのでは
ないでしょうか。むしろ運の強い男で、こと仕事においても
プライベートにおいても絶好調のようです。

今では、こういういくつもの不運や難局を乗り越えてきて、
圧倒的な逞しさを兼ね備えた哀愁漂う背中になってきました。
イメージの力はすごいものだと、小池を見ているとつくづく思います。

最後にもう一つだけエピソードをご紹介します。
お客さまにご迷惑をかけてしまったとあるプロジェクトでの出来事です。

その時は、国内最大級のウェブサービスのアクセスをさばくインフラ設計と、
アプリケーション開発のお仕事を受けていたのですが、
サービスローンチ直後の大量のアクセスを捌ききれず、サーバーを
落としてしまったことがあったのです。

なんとか復旧しようと試みたものの失敗し、さらにデータベースが
壊れてしまうという事態。不眠不休で丸2日対応したのですが、
いよいよ体力が限界に迫りました。
お客さまとも相談し、ユーザーの新規登録を一度制限した上で、
改めて仕切りなおしをすることにしました。

僕は本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。お客さまにも
小池をはじめとするエンジニアにも、自分のディレクションや要件の詰めが
甘かったせいでこんな事態を招いてしまったと。

そして小池も僕も一旦休むことになり、席から立ち上がった際に
小池と目が合いました。
お互いPCに向かいっぱなしだったので、目があったのは実に2日ぶりでした。
その目があった刹那、言葉がでない。小池の目が本当に申し訳ないと
訴えている。まずいこれ以上見つめると泣けてしまうと思い、
お互い目を逸らして言葉をかわさずに別れました。

その翌日、サービスはなんとか復旧することができたのですが、
この失敗以降、小池は仕事っぷりにますます磨きがかかり、
抜群の安定感を誇っています。
決して守っているわけではなく、いつもこれは無理だろうという
ハードルの高いプロジェクトに挑戦し、着地させるという
攻めの安定感。小池に見習うべきところはとても多いです。

少し熱いことばかり書いてしまいましたが、小池くんは実はとても
ひょうきんな男です。
最近は、少し太ってきた自分の体型を武器にして様々なギャグを
披露してくれます。
社内の企画でプライベート写真集を作られるなど社内外で人気者です。
写真集では、こんな格好もしています。


小池くん、実はかなり尊敬しています。
ありがとう。

村式では、こんなエンジニア小池くんと一緒に働いてみたい人を
募集しています。
ピンと来た方はこちらからご応募ください!

今後とも、小池ともども村式をよろしくお願いいたします!
小池くんに激励のお言葉を頂けると幸いです。

この記事を書いた人

住吉優

住吉優