こんにちは、イカです。
今日は「ダイバーシティ」というお題で、記事を書いてみようと思います。
ダイバーシティという言葉、
みなさんご存知でしょうか??
ライブっ子の私は、zeppしか思い浮かびません。
ダイバーシティって何?
ダイバーシティとは、多様な人材を積極的に活用しようという考え方のこと。
性別や人種の違いに限らず、年齢、性格、学歴、価値観などの多様性を受け入れ、
広く人材を活用することで生産性を高めようとするマネジメントについていう。
企業がダイバーシティを重視する背景には、有能な人材の発掘、斬新なアイデアの喚起、
社会の多様なニーズへの対応といったねらいがある。
出典|ナビゲート
フムフム…
もともとは、マイノリティーや女性の採用を積極化し、
差別のない雇用を実現するためにアメリカで広がったもので、
その概念が広がり、“多様な働き方”という意味合いで使われているようです。
「多様性を受け入れる」って、なんか素敵そうな響きですが、
ダイバーシティの解釈を調べていて最初に疑問に思ったのは、
・・・試しに自分の会社の中だけで考えてみると、
例えば採用条件の記載に、
「中卒NG」「外国人NG」「宇宙人NG」とか、書いてないですし、
社内文化的にも、「個性を尊重したい!」とか、「いろんな価値観があるのがいい!」って言ってるわけです。
「これって多様性を認めてることにならないんだろうか?」
答えは「NO」です。
残念ながら「多様性いいね!」と言っているだけでは、受け入れているとは言えないと思います。
企業がダイバーシティ経営を語る上で、重要なのは、
多様性を受け入れることに「積極的であるかどうか」の部分かと思います。
宇宙人から応募が来たら、企業はどうするか?
ダイバーシティについて考えるために、例をあげてみました。
宇宙人から応募があった場合を考えてみましょう。
ジョン・スミスさんは、
宇宙を股にかけフリーランスで活躍されており、エンジニアとしてもかなりのスキルを持っています。
一緒に働けたら会社の技術力も格段にUPしそうです!
志望動機も、時空の関係で文字化けして読めないけど、熱いパッションを感じます。まさに理想的な人物です。
けれどせっかく応募していただいたのですが、
選考の際、企業側は、
(´-`).。oO (宇宙語できる社員いない・・)
(´-`).。oO (文化の違いでコミュニケーションロスする可能性・・・)
(´-`).。oO (何光年先でリモートされても、〆切は守ってくれるだろうか?)
宇宙人と仕事をすることに対して、特別否定的な気持ちは無かったにも関わらず、
いざ応募があって検討してみると、不安が先行し、お祈りメールを送ることになります。
この発想ゆえに、
宇宙人は永遠にこの会社で働けないでしょう。
これが、
「ダイバーシティ」的発想だと、
( ゚∀゚)o彡° 「能力的に、今会社に必要な人材!来てほしい!」
( ゚∀゚)o彡° 「とりあえずどんな働き方ならお互い無理が無いのか話し合ってみよう」
企業側の条件のみに応募者を拘束せず、
相手のライフスタイルを理解し、お互いにとって最善の働き方を考える姿勢をとることができます。
ダイバーシティが必要な理由
運良く、宇宙人が堂々と応募してきてくれた例をあげましたが、
就活中の宇宙人には、
採用してもらえるかどうか、不安を抱えている方も多いと思います。
(´-`).。oO (この会社に入りたい!でも・・)
(´-`).。oO (宇宙人って怖がられるかも・・)
(´-`).。oO (会社にUFO停める場所ないよな・・)
(´-`).。oO (15時〜17時は冥王星の家族とのテレパシータイムにしたいんだよな)
(´-`).。oO (週の半分は冥王星で仕事したいな)
(´-`).。oO (宇宙語で開発できたら楽なんだけど)
(´-`).。oO (でもそんなこと言ってたら採用してもらえないよな・・)
心配性で遠慮がちの宇宙人は、自分の個性や、理想とするライフスタイルを隠して、
内定をもらった企業で、企業の条件のままに、働きます。
UFO通勤できなくて不便でも、
家族とテレパシーができなくて寂しくても、
冥王星からの通勤で毎日疲れても、
宇宙のプログラム言語の方が地球の技術より優れてても、
この会社に入りたかったし、
お金も稼がなければならないので、
それをなかなか言い出せずに我慢して働きます。
周りのみんなもそうやって働いてるので、仕方ないと思うのです。
「言えばいいじゃん」と思う人もいるかもしれませんが、
宇宙人はやっぱり言い出せません。
「こんな生活ができたらハッピー」という自分の理想は、
叶わないに決まっていると思っているからです。
まだ社会に、多様性を認めることへの積極性が足り無いからです。
ダイバーシティを実現するには?
ダイバーシティを実現するには、どうしていけばいいでしょうか。
私は、企業側にも、働く側にも、必要なことがあると思っています。
企業は何をすればいいか
企業がまずするべきことは、
社員個人の「未来」や「幸せ」に、興味を持つことだと思います。
そして、その実現のために、会社が出来ることを考えてみること。
ひいては、実行してみること。
それによって、一部の人々が不幸にならないような、日々の仕事に支障が生じないような、
仕組みや制度を考えること。
そうして前例が出来れば、
「じゃあ自分もこんな働き方がしたい」と、
自分の働き方について考え始める人が増えて行くのではないかと思います。
働く側は何をすればいいか
ダイバーシティに積極的だからといって、
企業がなんでも希望を叶えてくれるというわけではありません。
会社は、利益を出し、事業を存続させていかなければならないので、
会社のビジョンにコミットしてくれ、
常に最大のパフォーマンスで価値のある仕事をしてくれる人材を求めているでしょう。
そのために、
「自分はどんな条件でどんな価値を提供できるのか」
をはっきりさせ、
会社と自分がお互いにハッピーな状態で付き合えるかどうかを、
考えておく必要があります。
まとめ
ダイバーシティの概念や、それを取り巻く情勢を調べたり、考えてみると、
そんな風に働ける人が増えるのは、素晴らしそうなことだな、と感じます。
同時に、その難しさも分かってきますが、
徐々にそういった取り組みを多くの企業が始めているということは、
今、世の中にそれが求められているということだと思います。
村式でも、徐々に取り組み、形になりつつあるダイバーシティ経営。
どういった方法で実現にトライしているのか、
次回、詳しくお届けしてまいります。